前回記事→「冷えは万病の元!!」血流って実は何か知ってますか??
前回の血流に関連して、今回は血管についての解説です。皆様「血管のアンチエイジングはされておりますでしょうか??」(何を言っているんだと既に思われていそうですが‥)実は血管は大切にしないと、後に大変なことになってしまうかも??もちろん、日頃の疲れが取れない方にも今回の記事がお役に立てるかと思いますので是非読んでいってください!
①血管とは?(前回記事のおさらいもあります)
まずは血管についての解説です。血管とは血液を体内で運ぶための管です。主に3つの種類で構成されております。
1.動脈‥心臓から体の各部に酸素と栄養素を運ぶ役割を果たします。動脈は厚い壁を持ち、血液を強力に押し出すための弾力性があります。
2.静脈‥体内の組織から酸素と栄養を受け取って、心臓に老廃物や代謝物質などを心臓に送り返す役割があります。動脈に比べて壁が薄く、血液の流れを助けるために便(血液の逆流を防ぎます)を持っています。
3.毛細血管‥非常に細い血管です。細胞と血液の間で行われる、栄養素・栄養素を取り入れ周囲の組織に送る役割、二酸化炭素・代謝産物の撤去を行います。又、皮膚表面に近い位置に存在するため、温度調節にも関与します。血管を収縮させて熱を逃さないようにしたり、逆に拡張して体外に熱を放出することも行っています。
これらが関与し、酸素や栄養素等必要なものを体内に供給し、代謝産物・二酸化炭素などの不要な物質を体内に撤去する役割。そして体温維持にも関与している機関になります。
②人は血管も年を取る?血管を若く保つ重要性
皆様、足腰や体力は老化することを意識しますよね?ということは、体内の臓器も年を取るわけです。その中で、実は血管も年を取ることはご存知ですか?このことを「血管の老化」と呼び、様々な問題に繋がってしまいます‥
1.動脈硬化…血管の壁が厚く硬くなってしまう状態です。この状態では血管の弾力が失われてしまい、血管内部にコレステロールや資質が蓄積し血管を狭めてしまうことで血流が制約されてしまいます。この状態は非常に危険で、心臓病・脳卒中などのリスクが高まり非常に危険です…
2.血圧の上昇…血管の収縮が老化にて低下すると血圧が上昇することがあります。高血圧は心臓への負担を増加させてしまうため、前述同様に心臓病や脳卒中のリスクが高まってしまいます。
3.静脈瘤(じょうみゃくりゅう)…血管の弁の機能低下により、血液が逆流が増加、静脈が拡張してしまい、静脈瘤が形成されてしまうことがあります。一般的には脚で起こることが多く、不快感や疼痛を引き起こす可能性があります。
4.血栓が出来てしまうことがある…血液が綺麗に流れないと、血液が凝固し血栓が出来てしまう可能性があります。血流の大きな妨げとなり、様々な合併症の要因となってしまいます。
5.血管の炎症や損傷の増加…血管が脆くなってしまうため、損傷や炎症が血管内で起きてしまう可能性が高まります。
などなど…血管の老化は非常に恐ろしい…と、ここまで解説しましたが無理をしない限りそうそう直ぐにダメになってしまうものではありませんのでご安心ください!!まずは出来るところから生活習慣の見直しを図っていきましょう!!
③改善には規則正しい習慣を身につけよう!
血管を丈夫に若く保つには規則正しい生活習慣が必要です!(血流記事参照。)特に脂肪や糖質に偏った食事は血管へのダメージが蓄積されていきます。なかなか食生活は意識しないと改善が疎かになってしまいがちですよね…だからこそ今回の記事が皆様の生活改善に向けて少しでも貢献できれば幸いです!