生活記事

ファイトケミカルについて

 今回はファイトケミカルについて解説致します。また聞いたことのない名前かも知れません(笑)ですが、このファイトケミカルは私達の身の回りでは身近に存在し、健康を意識する中で最近注目されている言葉になります。特に前回解説いたしましたフリーラジカルを取り除く効果が非常に高いことがわかっています。是非最後まで見ていっていただければ幸いです!

前回記事 フリーラジカルについて

 ファイトケミカルとは?

 ファイトケミカルは植物が紫外線や昆虫など植物にとって有害な物から身を守るために作り出される、色素、辛味、香り、ネバネバなどの事を指します。特に抗酸化力について期待されており、フリーラジカルの起こす、脂肪肝・生活習慣病・動脈硬化等の様々な悪影響に対抗する効果が期待されています。植物によって内蔵しているファイトケミカルは違いがあり、その数は現在約1500種類も存在すると言われています。そして互いに相互関係にあるため1種類のファイトケミカルを摂取するよりもいろいろな種類を摂取することが効果・吸収効率の上昇に繋がります。

 又、植物のファイトケミカルで行われる抗酸化力を数値化したものが存在し、それを「DPPHラジカル除去活性」といいます。(めんどくさい名前なので覚えなくても…(笑))要するに、この植物は抗酸化力が高いよ!と言う数値化がされているわけですね!その中でもこの抗酸化力の高い食材は緑の色が濃い野菜が特に強いです。その中でも、ブロッコリーとモロヘイヤは軍を抜いて高い数値を示しています!

 ファイトケミカルの種類は?

 ファイトケミカルは前述した通り約1500種類も存在していると言われ、今でも新たに発見が進んでいる成分です。そして、皆さんのよく知る成分も実はファイトケミカルの1種類かも知れません!そんなファイトケミカルを何種類か取り入れやすそうな物をご紹介致します。

①ポリフェノール

 ワインやブルーベリーなどから摂取できることで有名な成分ですね!他にも、大豆やブロッコリーセロリや緑茶などからも摂取できます。これらの成分は体内で非常に高い抗酸化力を発揮しフリーラジカルから身体を守ってくれます!

②カロテノイド

 にんじん・かぼちゃ・トマト・ほうれん草・みかんなどにも含まれています。ポリフェノールが水に溶けやすい水溶性のファイトケミカルで有ることに対して脂溶性のファイトケミカルになります。脂溶性になりますので、脂質系の食べ物と一緒に取ると効果的です!野菜とお肉を一緒に取る理由の1つですね!効果としてはこちらも非常に高い抗酸化力が魅力です。前述のポリフェノールと組み合わせて摂取するとより効果的ですね!

③含硫化合物

 玉ねぎ・キャベツ・大根・わさび などから摂取できる成分です。こちらも高い抗酸化力も魅力ですが、この成分一番の特徴は血行促進・殺菌効果・肝臓や消化管の解毒作用の効果があります!ただし、こちらを内蔵している食べ物は辛味などの癖がかなり強く、胃を荒らしてしまう恐れもあります。むやみに摂取をしすぎることにも注意しましょう!

 今回はファイトケミカルについて解説してみました!野菜を摂取する意味について少しでも「野菜を食べないと…」と感じている方の後押しになれば幸いです!

 これからも少しずつ更新していきますので良かったら又、読んでみて下さい!それでは!!ノシ