今回は体内の臓器であります、「肝臓」についてご説明をさせていただきたいと思います!皆様は肝臓と聞いて何を思い浮かべますでしょうか?やはりお酒で痛める印象が強いですよね?でも実際どんな仕事を身体でしているのかご存知の方は少ないのでは無いでしょうか?そこで今回は実は知っておくと私生活で得する肝臓と言う臓器の役割について解説していきたいと思います!前編・後編の2本立てでお送り致します!前半では肝臓の機能についての解説、後半では肝臓に良い食生活についての解説です!!よろしければ最後まで見ていって下さい!!
前回→今注目のEPA・DHA
後編→食材などなど
肝臓ってどんな器官??
では、肝臓についての説明に入っていきます!肝臓は人体の肋骨に守られるように配置されている人体で最大の臓器になります。別名で「沈黙の臓器」と呼ばれ人体の中でも異常の発生に気づきにくい場所です。その要因として肝臓自身の再生能力・代償能力(失った部分を補うこと)が非常に優れており、一定量のダメージを受けて一部が機能しなくなっても他の肝臓内の機能が補ってしまったり、一部分がかけてしまってもまた元に戻ってしまうほどの再生能力があります。そんな肝臓の機能として
①代謝機能
②解毒作用
③胆汁の再生・分泌
の3つがあります!順番に解説していきます!
①代謝機能
胃や腸で分解・吸収された栄養素を体内で使いやすい物質に変えて保管している場所になります!その貯蔵庫から体内に必要分を分解しエネルギーを作り出すと言う役割があります。そして現代人は不摂生や食生活の乱れなどから肝臓に脂肪が溜まってしまい、肝臓機能の低下につながってしまいます。肝蔵機能の低下は必要な栄養素やエネルギーを産み出せないだけでなくそれらを体内に必要な箇所に送ることができなくなったり、血の巡り自体が悪くなってしまいます。代謝の低下は更に肝臓に脂肪を貯めることになりかねない…と悪循環になってしまう恐れがあります。
②解毒効果
こちらが最も有名な効果かもしれませんね!お酒の分解がこちらの効果になります!例えばお酒や食べ物を分解した際に発生する有害な物質を尿や胆汁中に排泄すると言う役割があります。こちらの機能がお酒や暴飲暴食により低下してしまうと、体内の毒素がうまく排出できなくなってしまい様々な悪影響を人体に与えるきっかけとなってしまいます。例えば、タンパク質を分解して生み出される毒素のアンモニアは肝臓機能が正常だと無毒化され尿と一緒に排出されるのですが、肝機能が低下し無毒化できなくなってしまうとアンモニアが血中に流れ出してしまい、最悪の場合脳に影響を与えてしまいます。それだけ毒を分解できないことは身体にとっては負担になります…皆様お酒は程々に(笑)
③胆汁の生成
こちらは聞き慣れない効果かと思います。胆汁とは肝臓内で分泌される成分で脂肪の乳化を行い腸内に吸収されやすくする働き、タンパク質を分解しやすくする働き、コレステロールを体外に排出する働きの主に3つの役割があります。成分として胆汁は、胆汁酸・コレステロール・ビリルビンの3つから構成されます。肝臓機能が正常な場合、上記の作用が正常に働きますが胆汁の機能・流れが悪くなると構成物の1つであるビリルビンと言う色素が体内で増えてしまい白目や皮膚が黄色く変色してしまう黄疸と呼ばれる症状が発生してしまいます。
上記の3点が肝臓の基本となる機能になります。特に①代謝機能が低下してしまいますと以下に身体に良い成分を摂取しても効果は半減してしまいます。皆様は寝ても次の日に疲れが残っているみたいなことはありませんか?もしかすると肝臓に疲れが残ってしまっているのが原因かもしれません!
今回は肝臓の基本的な知識の解説でした!次回は食べ物や習慣で肝臓機能の改善について解説していきます!次回もよろしくお願い致します!!